
咬合診断の結果
さて、医院が決定すると、どの医院でも大体行うのが咬合診断です。簡単に言うと、今の自分の噛み合わせがどうなっているのかを診断してもらうものです。
診断では、立ち姿を様々な角度から写真撮影したり、レントゲンを撮影したり、石膏模型を作成して噛み合わせを確認したりします。データを数値化して骨格や歯列のどこに問題があるか等分析してもらいました。
結果、私の噛み合わせは以下のような問題が見つかりました。

- 歯列弓が狭い: 舌を置くスペースが不足しており、いびきの原因となることもある。上の図の青文字の方向に歯列を拡大する必要あり。
- 上顎の奥歯が足りない: 上の両奥歯が先天的欠損。親知らずはなく、下顎の奥歯としっかり噛み合う上の奥歯がないため、下の奥歯が搬出し、上下の奥歯の一部が常に接触している。さらに上の奥歯がねじれている。
- 骨格的な問題: 中顔面の上顎前歯部が前方劣成長しており、下方に下がっているため、下顎が後方回転している。(下顎がシャクレの反対の動きのイメージ)このことが顎関節に負担をかけ顎関節部分が摩耗してしまっていたり、ガミースマイルを引き起こしているとのこと。😭わーん。

治療計画
実際どのように治療していくかにあたり、マウスピース矯正かワイヤー矯正の選択肢がありますが、私は下顎が後方回転しており、噛み合わせが高いためマウスピース矯正は不可能、とのことでした。
ざっくりとした治療計画は以下です。
- 非抜歯:上の両奥歯がもともと無く歯が少ない&前から二番目の歯が通常よりも小さいため、歯列弓がそもそもすでに小さい。そのためこれ以上歯を抜くと舌を置くスペースがなくなり不定愁訴の原因になる。(肩こりや頭痛、気道が狭くなる等につながるそうです)
- 拡大床:歯を並べるスペースがないため抜歯という手段を取って歯を並べるスペースの確保をしましたが、私は抜歯の代わりに歯列弓を横に広げることで、歯を並べるスペースを確保することになりました。そこで拡大床という器具を用いて内側に倒れた歯を起こしながら歯列弓を拡大。(4ヶ月)
- ワイヤー矯正:拡大床で歯列を広げたあと、ワイヤー矯正に移ります。
- アンカースクリュー:ワイヤー矯正の途中からアンカースクリュー(小さいネジ)を上顎に打ち込み、上顎の歯列を歯茎方向へ移動(圧下)させる。これでガミースマイルを緩和。また、上顎を圧下すると、噛み合わなくなった下顎が自然に上顎に噛み合おうとするので、前方に回転して顎が出てくるそうです。
- その他:矮小歯にはラミネートベニアを貼って通常サイズの歯に見せる。
トータル約2年半と言われました。いやあ長い。。。
がんばります。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
Mao

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